突撃銃へもどる サバゲーのトップへ

(最下段にも「戻る」があります)

AK104PMC(TK104NV)

 種類   :アサルトカービン?
 駆動方式 :電動 スティックバッテリーを使用
 メーカー :LCT
 装弾数  :6mmBB弾・約600発
       マルイ製AK47用マガジンと互換性あり
 全長   :800mm/880mm(ストック展開)
 重量   :約3540g
 価格   :¥33,500
 HOP UP  :可変式

  LCTのTK104NVです。実銃としての明確なモデルはなく、アメリカ
 でモダナイズド(近代化改修)されたAKの中にありそうな1挺、という位置
 づけです。TKがつくモデルはLCTの中でも安価なシリーズで、実売25,000
 〜30,000円程度とマルイスタンダード電動ガンと同じくらいの価格です。

  さて、管理猫にとって2挺目のLCT製AKとなりました。購入動機は2つ。
 ひとつはストックパイプ仕様のフレームであること、もうひとつはフロントの
 構造が実物に近いNV(ニューバージョン)版であったことです。しかも安い
 (一番大事だろ)。
  とあるガンショップの初売りで22,800円にて購入できました。ずっと展示さ
 れていたお古かなと思いきや、初速測定表の年月は去年の年末。LCT最新ロ
 ットのようです。

  それでは外観から見ていきましょう。先端のハイダーはAK100カービン
 系仕様の短いラッパハイダーです。そんなに重く感じませんがスチール製です。
 フロントブロックの24mm正ネジではまっています。14mm逆ネジは用意
 されていません。

  写真左:ハイダーを外したところ、回り止めピンは抜けない構造です。
  写真右:いつものAKサイトピクチャー。

  フロントサイトは実物と同じように基部がフロントサイトポストに側方から
 挿入され、上からサイト本体がねじ込まれています。上下調整はネジによる上
 げ下げでできますが、左右は専用工具がないと困難です。
  管理猫はマルイ製AKに付いていた工具で上下は回しています。わりとガタ
 つくので振動で回ってしまうかもしれません。ベストな高さに合わせたら、ネ
 ジロック等で固定すると良いでしょう。

  リアサイトは800m型が装着されています。0位置の文字がアルファベッ
 トの「N」で、いわゆるロシアやブルガリア型を模したサイトではないようで
 す。押し下げて後ろへ引くとリアサイト単体と板バネを取外すことができます。

  写真左:フロントサイトを上から。
      写真では見えませんが、前から見るとバリが目立つ所もあります。
  写真右:マルイやCYMAとはまるで違う固さではまっているサイトリーフ。

  ハンドガードは樹脂製のレールシステムになっています。CAA(Tdi)
 社製LHV47レールハンドガードのレプリカですね。形状としては左右のレ
 ールが短い旧型です。新型だと大分長くなっています。ガタつきもなくガッチ
 リとはまっています。アッパーなんて後部の板バネがなくたってガッチリはま
 るくらいです。

  アッパーはガスブロック右側のレバーを跳ね上げて、後ろから引き上げて外
 します。途中までは上がるのですが、外れる直前はかなり固いです。外れた瞬
 間にアッパーや手が顔面等に当たらないよう注意しましょう。管理猫はピンポ
 ンチとプラハンで軽く叩いて外しています。
  アッパーが外れたらロアもフロントリテーナーのレバーを引き上げて、リテ
 ーナーをずらしたら前方へ引き抜くことができます。ロアの後部を見ると、フ
 レームへ入るブロック状の出っ張りが真ん中にあります。このせいでクリーニ
 ングロッドが挿入できないため、TK104NVには付属していません。他の
 TKシリーズも同様の理由です。

  写真左:ハンドガードを右側から。樹脂製は軽量さが売りですね。
  写真右:左全景。実はマガジンはLONEXのハイスピードフラッシュマガジンが
      ささっています。LCTマガジンはより黒い物になります。

  ガスブロックはアウターバレル下部に小さなイモネジを介して固定されてい
 ます。また板バネの突起がはまる穴から六角レンチを差し込んで、フレームと
 アウターバレルを固定しているイモネジを回すことができます。
  ただフレームとアウターバレルを固定しているイモネジは手前にもうひとつ
 あるので、ガスブロックの穴と場所が合っているのは単なる偶然かもしてませ
 ん。

  マガジンは7.62mm型の連射マガジンが付属しています。使い勝手はマ
 ルイマガジンと大差ないです。弾上がりは良好ですが、フレームと噛み合う先
 端部の幅が少し広いみたいで、取付けはかなり固いです。個体差で問題ないマ
 ガジンもあるそうです。
  管理猫の個体はマガジン側がどんどん削れていくことになりました。まあマ
 ルイ始め他社のマガジンも装着できるので、見た目や実用上で困っていなけれ
 ば無理して使うマガジンでもないでしょう。

  フレームはM4ストック用ミルスペック直径のチューブが装着された、いわ
 ゆるX47フレームです。左側にはサイドマウントベース付き。セレクター表
 記はロシア仕様、本体左側の刻印はイジュマシュ系となっています。
  トップカバーはリブなしタイプ。外すとAKS74UNの時とは配線が違う
 色でヒューズレス仕様になったメカボックスが収まっていました。

  写真左:フレーム左側前部です。三角に矢の刻印が見えますね。
      フロント構造はリアルになりましたが、ガスブロックとフレームを
      止めるピンはモールドのままです。
  写真右:スッキリしたトップカバー内部。ニッカド等のスティックバッテリー
      も無理なく収まります。ただし各所が鉄なので皮膜破損には注意。

  ボルトハンドルはイノカツ/LCT系のメカボックス上部を包む支えがある
 タイプ、トリガーガードは中側は面取りしてありますが、外側はバリがありま
 す。グリップは相変わらずワッシャ等を挟まないと、メカボックスをクリップ
 側へ引っ張りかねない隙間仕様です。まあいつものLCTパーツたちです。

  ストックは強化リブ付きのエンハンスドストック。レバーがやや固めで、伸
 縮は良いにしても取り外しには少し力が要ります。ちなみに管理猫は取外す気
 満々です。
  伸縮箇所は伸ばしていない状態も含めて4箇所。最初から1番目の穴までは
 やや距離があるので、自分で穴を明けて5箇所にするのもいいでしょう。フレ
 ームに程近い場所にQD(クイックデタッチャブル)スイベル取付け穴が左右
 に設けられています。残念ながらスイベルは付属していません。

  写真左:前後に長めの黒グリップ。
  写真右:ストックのアップ。

  ストックパイプ自体はやや長めです。フレーム後端から200mmです。そ
 のうえ後部は穴が明いています。エンハンスドストックのままだと穴が丸見え
 です。パイプインバッテリー用の穴だったらさすがにパイプエンドにフタを付
 けるでしょうから、恐らく何かの加工の際に明けざるを得ない穴なんでしょう。
 コネクタの配置には悩みますが、スティック型リポバッテリーは入る穴です。
  ダイナミックスターから本来の長さかつフタ付きのVltorストックパイ
 プを模したパーツが出ていますが、取り扱っているお店はほとんどないです。

  写真左:ストックを最大まで伸ばした左側全景。
  写真右:ストック後端、一番短い状態でもツライチにはなりません。

  それでは使い勝手に参りましょう。マルイAKと比べるとやはりずっしりと
 きます。まあ大半がスチールパーツだから仕方ないですけどね。構えてみると
 前側がやや重いですが、苦痛になるほどではないです。
  樹脂製ハンドガードなのでそのまま握っても良いですが、短いフォアグリッ
 プを取り付けるとより扱いやすくなります。

  バッテリーの出し入れはトップカバー取り外しが関わるので、X47レール
 ハンドガードを取り付けるとかなり面倒くさいです。バッテリーはスティック
 形状なら大体収まります。ニッケル水素8.4Vバッテリーはガスブロックの
 中にも差し込めるのでコネクタ繋ぎも楽です。

  ホップ調整はマルイスタンダードAKと同じ構造です。AKS74UNでは
 すぐに動いてしまいましたが、TK104NVでは固めです。この方がゲーム
 中にずれたりしないので良いですね。

  相変わらずセレクターやマグキャッチは固いです。銃の各種構造もガッチリ
 です。ギシギシといったきしみ音とはまるで無縁です。

  リアサイトが銃の真ん中あたりにあるので、ストックは引き出さなくても使
 えます。管理猫の場合、引き出したとしても1段階で十分です。ストックパイ
 プ付け根のQDスイベル取付け穴は、G&P・KA・NBの3種類試しました
 が、全て取付け可能です。一番動きがスムーズだったのはKA製です。

  それでは射撃に参りましょう。一言で言うと、散ります。縦にも横にもかな
 り散ります。実物もフルオートで撃つとこんななんだろうなと思うくらいです
 (?)。AKS74UNってこんなに散ったかなあ。

  しかしゲームではそこそこゲットを取れました。近〜中距離が多い森林戦な
 らば丁度良い散り具合なのかもしれません。色んなサイト様を回っていると、
 どうやらバレルがあまり良くないみたいです。

  元々カスタムベースとして購入したので、散り具合は気になりませんでした。
 これを箱出しノーマルで使うつもりであれば覚悟した方がいいかもしれません。

  弾速はなかなかいい具合です。相変わらず初速証明書通りの弾速です。85
 〜87m/sの間にまとまっており、こちらの精度は優秀です。バレル交換や
 センター出しをしてあげるだけで大分改善されるのではないでしょうか。

  写真左:マルイAKと同様のホップレバー。柔らかい素材なので動かしづら
      い事が珠に瑕。特にノンホップ方向に戻すとき。
  写真右:計測写真。連射速度は7.4Vリポで12発/s程度です。

  管理猫のようにカスタムベースとして購入しようとしている方も多いと思わ
 れますが、分解するにあたってプラスチックハンマーと3mmピンポンチは必
 ず用意しましょう。
  固くはまっているアッパーハンドガードをゆっくり外したり、アウターバレ
 ルと各部品を繋いでいるピンを外すにはこれらが不可欠です。ピンを外すには
 むしろ普通のハンマーが良いやも。

  他のストック形状では長すぎると言う方へ、レールモンスターにしてオラア
 メリカンAKを目指す方へ、手軽にスチールAKが欲しい方へ。このTK10
 4NVはいかがでしょうか。



突撃銃へもどる サバゲーのトップへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送