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AKS74UN

 種類   :アサルトカービン?
 駆動方式 :電動 スティックバッテリーを使用
 メーカー :LCT
 装弾数  :6mmBB弾・約450発
       マルイ製AK47用マガジンと互換性あり
 全長   :496mm/730mm(ストック展開)
 重量   :約3000g
 価格   :¥38,000前後
 HOP UP  :可変式
 備考   :旧版


  LCTのAKS74UNです。実銃はロシア空挺軍や特殊部隊で使用される
 短縮型のAK74バリエーションです。この頃はアフガニスタンやイラクにも
 入ってきて、現地のPMCに使用されていたりします。そのコンパクトな姿か
 らクリンコフPDWとも呼ばれます。

  形式名称の大まかな意味ですが、AKがカラシニコフ突撃銃、Sが折畳みス
 トック装備、74は1974年に採用された5.45mm弾仕様のレシーバー、
 Uが短縮型フロント装備、Nがレシーバー左側面にマウントベース装備となっ
 ています。

  本物の鉄と木でできた高品質の電動AKが欲しいならLCT製がいいぞと聞
 いて物色していたところ、AKMと迷いに迷ってこちらにしました。

  それではいつも通り前部から外観を見ていきましょう!
  まずはハイダー。スチール削り出しです。フロントサイトポストから出てい
 るピンで位置決めされています。本物でもマルイ電動でも同じですね。ピンを
 押さえて回せばハイダーは外れますが、24mm(23.5mmとも)正ネジ
 で取り付けられています。
  マルイ次世代AKと同径ですが、日本と規格が違うので24mm用アクセサ
 リ(ライラクスのKR−009ハイダーなど)を付けようとしても入らない場
 合が多いです。ただ24mm用海外パーツ等だとあっさり入るかもしれません。
  なお、14mm逆ネジはないので注意しましょう。

  写真左:梱包の様子、LCT製電動ガンはどのモデルもこのようなダンボール+
      ラッピングによる物です。多少のバリエーション違いにも対応でき
      る切り抜きになっていますね。
      
  写真右:フラッシュハイダーを外した様子。
      インナーバレルは268mmの長さでした。

  フロントサイトポストはアウターバレルとはスカスカ(イモネジで固定され
 ます)、ガスパイプとはわずかな公差で強固にはまっています。フロントサイ
 トポストとガスパイプに挟まれるアッパーハンドガードの前側部品の爪が、ロ
 アハンドガードの前側部品のくぼみにはまるので、ほとんどガタつきはありま
 せん。
  ただ、ガスパイプのはまり具合でガタが出ることもあるみたいです。とはい
 えイモネジ1本の他は構造でガッシリ決まる作りに感動します。

  ハンドガードは上下とも本物の木。ニスがしっかり塗ってあるので、虫に食
 べられることはなさそうです。色も手触りもとても良いです。硬い物をぶつけ
 ると簡単にへこむので注意が必要です(へこましました;)。

  写真左:ハンドガードを分解した様子。
      マルイAKパーツはほとんど流用できません。
  写真右:ハンドガードのアップ、木目とニスのてかりが良いですね。

  リアサイトベース(アッパーハンドガードとトップカバーの間部分)はトッ
 プカバーとヒンジで繋がっており、リアサイトそのものはトップカバーの上に
 ある延長型になります。
  リアサイトは距離によって2種類が用意されていますが、刻印以外違いがあ
 るようには見えません(笑)。まあトイガンなので射程は知れてますから、特
 に問題もありません。
  フロントサイトは上下調整ができますが、調整冶具は同梱されていません。
 マルイ電動のAK47等に付いてくる調整冶具が使用可能です。

  写真左:トップカバー後部のボタンを押すとこのように跳ね上がります。
  写真右:リアサイトのアップ、2種類が用意されています。

  エジェクションポートを開くとマルイと同じようにHOP UP調整レバーが現れ
 ます。小さいうえにしなる材質なので、やや耐久性に不安があります。なお、
 ポートはそこそこ開くことが出来ます。

  マガジンキャッチはAK伝統の前側ひっかけ方式です。ただマルイ製と違っ
 てマガジンを奥のほうまで入れられるため、本来の爪位置より中へ取り付けて
 しまい、チャンバー位置が合わず取り付かないことがあります。爪を引っ掛け
 る場所に注目しましょう。
  なお、マルイAKと同じような気分でマガジンチェンジするための部品が明
 日香縫製から発売されています。約5000円とお値段は張りますが・・・高
 頻度でゲームをするならば付ける価値はあります。

  マガジンはベークライト型を模した茶色いマガジンです。G&Pから出てい
 るマルイ用74型マガジンと比べると、やや長いマガジンです。どちらが正確
 かはちょっとわかりません。
  弾の上がりが悪いと聞きますが、今の所それを実感したことはないです。

  写真左:ポートを開いたところ、配線等が見えますがマルイと大差ありません。
  写真右:付属マガジン(左)とG&P製AK74タイプマガジン(右)。
      LCT付属マガジンの方が少し長いですね。

  セレクターはマルイより大分固めになります。スクリュウを緩めれば、楽に
 動くようになりますが、セフティ位置にする際にトップカバーと干渉して戻ら
 ない場合があります。私は結局締めなおして、固めで使っています。

  グリップはマルイよりやや大きめになります。上部の形状が違い、前後が大
 きくなっています。グリップの互換性はないでしょう。この74Uにセットさ
 れているのは、こげ茶色のようなプラムグリップです。

  ストックはプレススチールのスケルトンタイプになります。ガタつきなしで
 剛性は言うこと無しです。むしろスリングスイベルまで固くてスリングを付け
 にくいくらいです。
  本体後部左側のボタンを押して、折り畳み。本体ハンドガード後ろ左側のフ
 ックを解除して展開な点は変わりません。

  本体左側にマウント取付け用のレールがあります。ただAK系のマウントは
 何ひとつ持っていないので、各種実験はできておりません。  

  写真左:ストックを畳んだ左側面全景。
  写真右:マウント部のアップ。


  それでは使い勝手に参りましょう。
  まずは箱を開けたその姿に感動します。本物の木の木目、フルメタルの重厚
 感。そして手に取ると、3kgに関わらずずっしりくる重量。鉄の密度は違う
 んですなあ(?)。

  バッテリーはトップカバー内に収容しますが、大きなヒューズボックスを奥
 (ガスパイプ側)へ押しやらないと入りません。管理猫はスティックバッテリ
 ーよりもやや小さめのリポバッテリーを使って収めています。
  エジェクションポートの構造上、ポートを開け閉めしているとバッテリーに
 擦り傷が付きます。ただし皮膜が破れるほどではありません。入り具合によっ
 てポートの開け閉めの固さが変わります。

  小型なだけ取り回しには苦労しません。前後に長いグリップも特に気になり
 ませんでした。やはりネックはマガジンチェンジ。マルイAKでは楽に出来る
 のに、LCTでは突っかかったり最後まで入らなかったり。
  管理猫はファーストに行った際に見かけた明日香縫製のAKインナーマグウ
 ェルを導入して解決しました。

  アッパーハンドガードは多少の加工でマルイAKに装着できます。ロアハン
 ドガードは大改造になります。まあ木目ハンドガードはマルイ用が売っている
 ので、LCT製をわざわざつけようとする人はいないでしょうけど。

  弾速はやや遅め。HOPを適正位置にしても射程距離は今一歩となります。
 MP5Kの撃ち具合と似ているでしょうか。バレル長は十分あるはずですので、
 どこかで気密を抜いているか弱いスプリングが組まれているかのどちらかでし
 ょう。

  特にお店に頼んで調整をしてもらったわけではないので、LCT純正デチュ
 ーン状態を見ていることになります。付属していた初速表と実際の弾速にあま
 り差がないのでなかなか優秀なデチューンをされているようです。

  写真左:大きなヒューズボックス。配線が長いのでより奥に押し込めます。
  写真右:7.4Vリポで動かした性能。連射は丁度良いですが、弾速がいまひとつ。

  気密とスプリングを点検して85m/s程度にしてやれば十分使える銃にな
 るでしょう。それにしても鑑賞に耐える銃です。購入したばかりのトイガンは
 どれでもしばらく手元に置いて眺めているのですが、そのうち箱にしまってゲ
 ームで使用する時に出してくるようになります。けれどもこのクリンコフはい
 まだに見るためだけに出して構えたりしているトイガンです。

  構造がよりリアルなCYMA製がありましたが、最近NV(ニューバージョ
 ン)版がリリースされて、見た目・剛性・品質もバッチリな決定版クリンコフ
 となっているようです。

  鉄のレシーバー、木製ハンドガード、ネジやイモネジがほとんどないのにこ
 の剛性感。美しいクリンコフが欲しい、頑丈なAKが欲しい、所有欲を満たし
 たい方々へ。構造が見直されたNV版も待っていますよ。



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