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H&K HK33A2   


 種類   :アサルトライフル
 駆動方式 :エアコキ/電動 AK型バッテリーを使用
 メーカー :KSC
 装弾数  :6mmBB弾・80発
 全長   :948mm
 重量   :3190g
 価格   :¥52,500(税込み)
 HOP UP  :可変式
 簡易弾速器:3番、適合威力です


 ※このトイガンを使うにあたって最も重要なことは最下段に書いてあります。

  いや、これは長いよ…という人のためにまとめページも用意しました。
  各項目別に箇条書きで紹介しています。
  ただし、改善策などは書かれていません。

  まとめページへいく


  KSC 初の電動ガンシリーズ、HK33。その中で固定ストックを装備したアサル
 トライフルHK33A2(正確に言うとHK33E A2)です。管理猫が新品で購入した電動
 ガン2丁めであります。しかしまさかこれとはなあ・・・。SIG552やNEW M4が
 欲しかったんじゃないのか、私。

  さて。どうしても形が似ているだけあって、東京マルイ電動ガンG3シリーズ
 と見比べてしまいます。見た目はもちろん、触ると両者の差が如実に出てきま
 す。HK33は手触りがすごくいいのですよ。ストックのシボ加工がとっても素敵。

  ストックのみならず、各種外観は値段に比例して良くできています。各部を
 握ってみても不安なガタツキはなく、きしみ音は皆無同然。ストックもハンド
 ガードもピン1本ではまっているのにすごく不思議です。すぐにピンの穴がゆ
 るゆるにならないかが唯一の心配でしょうか。

  あと…ハンドガードやストックは左右分割式で、裏側にてプラ同士を溶かし
 て溶接してあるのですが、これが簡単に割れてしまいます。外観や性能に特段
 響くわけではありませんが、気になる方は接着剤などで固めると良いでしょう。

  付属品のバイポッドはハンドガードにピッタリと付いていて、これまた素敵
 です。ただ、作動はかなり渋いです(動きにくい)。説明書にはレバーを押さな
 くても起立できると書いてありますが、先にバイポッドが折れる or ハンドガ
 ードが割れそうなので、必ずレバーを押しながらやることをお勧めします。
  そしてこのレバーも素手で操作すると痛い…。手袋をつけてやることもお勧
 めしておきます。

  そんなわけで管理猫は、バイポッドを銃から取り外して1日中起こして倒し
 てを繰り返し、部品同士を削って山を丸くしました。ついでにシリコンスプレ
 ーも塗布。
  目論みは無事成功。レバーを押しながらの操作はもちろん、説明書通りバイ
 ポッドを直接起こすことも可能になりました。畳むときは、機構的にレバーを
 押しながらでないと無理のようです。

  HK33A2にて初めて標準装備となった固定ストックですが、ロッキングピン紛
 失防止用の穴であるチューブラーリベットが2本通っているので、配線さえい
 じればすぐにラージバッテリー仕様、というわけにはいきません。
  ストック内の空間は、スペアバッテリー他メンテナンス用具の格納場所に使
 えるということですが、ただ隙間に放り込んでおくだけです。当然何か入れて
 持ち歩けば、カラカラ、カラカラ…。何かしまうなら、スポンジなり何なりを
 入れて固定できるようにしましょう。
  ただ、スペアバッテリーのポジション(?)はストック上側の空間のようです
 が、ここが意外にフィット。前後には揺れ動くものの、上下には揺れないので
 ガタつかないし音も鳴りません。

  2007/02/10更新
  バッテリーによりました。イーグルフォースのニッケル水素バッテリーに換
 えたのですが、これはツルツルなのでストック内でコトコト動きます。

  バッドエンド(ストックエンド)は下方にずらした後取り外しますが、バイポ
 ッドと同じようにきつくはまっています。こっちに関してはすぐぽろりと落ち
 ても困るので、これでよし。

  写真左:二脚の様子。スラッと長くてかっこいいです。バイポッドを立てる
      とストック部しか接地しないので、立てたまま長時間飾るのはよく
      ないかもしれません。
  写真右:ストックの様子。ついでにハンドガードとレシーバーのロッキング
      ピンもはめてみました。わかりやすいように中途半端にはめてあり
      ます。ストックそのものを留めるピンは、少し太めなのでここには
      はまりません。

  ハイダーを取り外すと14mm正ネジが出てきます。ハイダーを取り外す際には、
 0.89mmという極細径の六角レンチが必要ですが、タミヤの鶴首のピンセットを
 使って回せばあっけなく外れます。
  東京マルイ製電動ガンは14mm逆ネジなので、サイレンサーなどマズルアクセ
 サリーを取り付けるときは注意しましょう。
  なお、ハイダーが付いていたアウターバレルも回すと簡単に外れます。そこ
 には再び14mm正ネジが!そういうわけで、HK33A2や恐らくHK33A3も2箇所のマ
 ズルアクセサリー取り付け位置がございます。

  セレクターはG3シリーズと一緒でごく普通のセレクターです。上から安全位
 置、セミオート、フルオートとなっています。
  ところでこのセレクター。あまりクリック感がないため、特にセミオート位
 置に合わせづらいです。けれども、セレクターを分解して中に仕込まれた板バ
 ネを突き出しておけばクリック感が出せます。

  写真左:ハイダー部構造の様子。インナーバレルがハイダーギリギリまであ
      ります。そういえば、KSC 独特のブラックコーティングバレルじゃ
      ありませんね。
  写真右:レシーバーのアップ。セレクターも見えます。セレクターは本体左
      側からのみ操作できます。この辺G3と一緒です。

  サイトはG3やMP5 系列と共通のものです。リアサイトは回すことによってオ
 ープンサイト、3種類のピープサイトにすることができます。リアサイトはな
 ぜかガタつきます。そのうえ回すのに少々力が要ります。

  写真左:サイトの様子。サイト同士が遠いので、片方にピントを合わせると
      ご覧の通り。フロントサイトにホワイトが入ってますが、これは紙
      を貼り付けたお手製カスタム。最初は黒いです。
  写真右:リアサイトのアップ。数字には最初からオレンジが入っています。

  マガジンはスチールプレス製。でも見た目に反してけっこう軽いです。カチ
 ッと音がしたら装着できた証拠ですが、スムーズに入れるにはAKシリーズのよ
 うにマガジン前側をひっかけて入れることを意識したほうがいいです。
  ところで、このマガジン。東京マルイの画期的開発、BBローダーXLではうま
 く弾込めできません。S だと問題ありませんが。まあ付いてきたローダーで入
 れればいいんですが、2回装弾するのは面倒です。
  G3やM14 などについてくる70発通常ローダーのストッパーを外して弾込め
 したり、普通にBBローダーS を使用すると良いでしょう。

  ところで、装弾の途中で引っかかることがありました。そこでマガジンを分
 解して、給弾口付近(BB弾が複列から単列に変わる所)のレールを耐水ペーパー
 とピカールで磨き上げてみました。
  以後は、快調に弾込め作業ができています。スペアマガジンを購入したら、
 同じように磨いてみようと思います。なお、この作業をする前から射撃中の給
 弾は普通にできていました。あくまでこのお話は弾込め作業中のできごとです。

  ここで蛇足。HK33のマガジンは給弾口がすり鉢状になっています。電動でも
 ガスガンでも面倒な指での弾込めがやたら容易にできます。ちょっと撃ちたい
 時に便利ですね。

  HOP UP調整装置はハンドガードを外したところにあり、ドラムクリック式で
 す。けっこう大きな装置ですので、手袋をしたままでも容易に回して調整でき
 ますよ。回すとカチカチとしたクリック感があります。調整してると実感でき
 る反面、シビアな調整はできないかもしれません。
  もちろん、ハンドガードを外したままの調整/試射が可能です。ハンドガー
 ドを外した姿が、どことなく89式小銃に似てるなあと思うのは管理猫だけかな?

  写真左:ホップ調整装置のアップ。中央付近に映っているギザギザで操作し
      ます。可変ホップ仕様のトイガンの中でも屈指のやりやすさです。
  写真右:ハンドガードを外したHK33A2。どうでしょう?スリムな姿が89式と
      被ったのですが…。

  バッテリーは、東京マルイで言うところのMP5KやUZI、AK47Sのようにアッパ
 ーレシーバー内に収めます。ストックを止めているピン1本を外してストック
 を取り、バッテリーを入れて配線を繋ぎ、ストックを元通りにするだけです。
  手順は多めですが、M4系やスライドストック装備のMP5 系のような入れづら
 さはありません。

  ストッパーを押してスライドさせれば、ハンドガードからバイポッドが外れ
 ます。ピン1本外せばハンドガードが外れ、同じくピン1本でストックが外れ、
 さらにピン1本とマガジンを外せばメカボックスがはまったグリップ部とアッ
 パーレシーバーが分割できます。
  そしてアッパーレシーバーのネジ2本を取れば、インナーバレルが出てきま
 す。ここまで分解してしまえば、かなり奥の深いメンテナンスができますよね?

  そう、分解がとても簡単なのです。東京マルイ電動ガンの中でもメカボック
 スまでの分解が容易といわれるAKシリーズしかやったことがない管理猫でさえ、
 こいつは簡単だ、と思ったほどです。G3、G36 の分解の苦労を知っている方に
 とっては驚異的ではないでしょうか。

  でもやっぱりここまで簡単だと、ピンの穴のことでもいいましたが、すぐに
 ガタがきそうで少し不安です。レシーバーにはアルミが使われていて、剛性も
 あるということはわかっているのですが…。まあ、そこは時間を置いて判断す
 ることにしましょう。

  写真:HK33A2フィールドストリッピング(初期分解、自衛隊では普通分解と
     いうそうです)。だいたい1分程度でここまでできます。いや…むし
     ろ秒単位?


  それでは実射の感想に参りましょう。
  と、その前に。このサイトを見てくださっている大半の方はもうご存知でし
 ょうが、このHK33シリーズは電動ガンでありながら、エアコッキングガンのよ
 うにコッキングして発射なんてこともできるのです。バッテリーがなくとも、
 エアコキ発射で射撃が楽しめるわけですね。

  では発射手順を。まずはエアコッキングガンやガスブローバックガンのよう
 に、コッキングして初弾を装填します。そのままエアコキ発射する場合は、セ
 レクターをセミかフルにしてトリガーを引けばオーケーです。当然ですが、フ
 ルに合わせたところでフルオート射撃はできません。

  このコッキングは思っていたより軽いです。けれど、K.T.W.製のイサカやス
 パスのような連射は到底ムリです。そして発射音がすごく静かです。サイレン
 サーを付けようもんなら、けっこう反則的。『(ス)ポンッ』といった感じの発
 射音になります。ビョンといったバネが跳ねる音も少し聞こえます。
  エアコキ状態の発射音の静かさは、個人的にVSR-10プロスナイパーバージョ
 ンとタイ張れるのではないかと思っているほどです。一度試聴あれ(?)。

  電動発射の場合は、コッキングした後にトリガーガード上側にあるスイッチ
 を入れて電源ONにします。あとは普通の電動ガンのようにセミかフルで発射で
 す。バーストしやすいと聞いていましたが、今のところセミの切れは良好です。

  しかし発射音はとんでもないです。『ギャシュッ』と聞こえます。友人はそ
 の発射音いいな、とか言ってますが…。管理猫にとっては、東京マルイで言う
 ところの、モーター位置がずれている電動ガンみたいな音なので心配していま
 す。

  さて。コッキングしていない状態で、電源ONにするとすぐさまギュイッと音
 を立ててギアが動きます。ちょっとびっくりします。説明書には『必ず手でコ
 ッキングしてから電源ONにしてください』とかかれており、初期ロットの中で
 はこれを間違ってやってしまったために、ピストンの歯が削れた方もいるそう
 です。
  必ずコッキングしてから電源ONにしましょう。

  先にコッキングするということは、先にピストンを押し下げているというこ
 と。これが意味することは、東京マルイでいうところのPSG-1 のように引き金
 を引けば弾が即発射される、ということです。他のマルイ電動は、引き金を引
 いた後にピストンを押し下げる時間があるため、わずかに発射が遅れます。
  良く聞く言われ方では、レスポンスが非常に良いという表現がされます。ほ
 んの短時間の差ですが、サバゲーでは大きく響いてくるかもしれません。

  トリガープルは重め。最初は軽いのですが、途中からシアの抵抗にぶつかり、
 更に引くとシアがピストンを解放し発砲となります。なんだかよくわかりませ
 んが、実銃チックなトリガープルです。東京マルイの電動ガンとはまったく違
 った雰囲気ですね。

  最後に弾の飛び具合を。相変わらずKSC の強めホップが働いているらしく、
 0.2g(トイテック製)ではホップ最小でもちょっと浮き上がりました。しかしな
 がら、弾道や射程は良好。無風状態ではマルイ電動と遜色ありませんでした。
  でも風が吹くと流され気味。これは精度云々というよりも…KSC 電動ガンが
 ローパワーなだけ?といった印象が残りました。

  バッテリー切れは突然やってきます。中途半端なギア音がしたあと、セフテ
 ィがかかっているようなトリガーの重さになり、ゲーム時に陥るとピンチです。
 そのままトリガーを引けば、バッテリーで巻き上げられなかったギアを回して
 撃つことができます。
  トリガーロックしたら、電源を切ってトリガーを引ききりましょう。スペア
 バッテリーがなければ、エアコキ銃として使うしかありません。

  一通り、セミ・フルを撃ちまして給弾不良、バッテリー切れ以外でトリガー
 が引けなくなったなどの故障はなし。ちなみにバッテリーは東京マルイ純正AK
 バッテリー。


  HK33A2を購入する前に、様々なウェブページを見てHK33シリーズの情報収集
 を行ったのですが、『不良が多い・壊れやすい』という意見があると同時に、
 『説明書を必ず読むこと・BB弾やバッテリーをよく考慮しろ』という意見もあ
 りました。

  説明書を読まないと壊してしまう機構や、BB弾・バッテリーを選ぶトイガン
 は確かに扱いにくいです。ですがきちんと理解してあげれば、十分マルイ電動
 に勝るとも劣らない性能を秘めている銃かと思います。

  これから購入を考えている皆さんに、管理猫からも声を大にして言っておき
 たいことは、

      『必ず説明書を最初から最後まで読むこと』
     『東京マルイの電動ガンとは区別すること』

  です。これに尽きます。ホント。
  しっかし、紹介文最長になりましたね。最後まで読んでくれた方、ありがと
 うございました&お疲れ様でした;

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