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FN Herstal F2000



 種類   :ブルパップ アサルトライフル
 駆動方式 :電動
 メーカー :G&G ARMAMENT
 装弾数  :6mmBB弾・450発
 全長   :約760mm
 重量   :約3600g
 価格   :¥60,900(税込)
 HOP UP  :可変式

  台湾のトイガンメーカー、G&G ARMAMENT製のG2010 Hu
 nter−L BKです。G2010のスコープ付き・ロングハイダー・黒色
 バリエーションというわけです。この頃電動は海外製ばかり買っているような。

  実銃モデルはもちろんファブリック・ナショナル・ハースタル(FNH)社製
 のF2000ですね。ちなみに民間モデルのFS2000がG&Gで言うとこ
 ろの単なるG2010となります。

  管理猫が初めて買ったブルパップタイプです。世間のレビューでクリーニン
 グするくらいで必要十分な性能が出る、と聞いて私も導入してみることにしま
 した。
  実際届いてからすぐ動かしてみたのですが、クラシック・アーミー製のSC
 AR−Hの時と違ってすごく静かな動作音でした。初速もあまりバラつきがな
 く、海外メーカーではG&Gは大分信頼してよいメーカーと言えるでしょう。

  それではハイダー先端から外観チェックです。フラッシュハイダーはF20
 00だとすぐ判る特徴的な形状です。バードケージを短くして斜めに切り落と
 した感じですね。
  下部のイモネジを外すと逆ネジで外せます。ネジ径は14mmなので各種マ
 ズルオプションが装着できます。ハイダーはずっしり重いので、どうやらスチ
 ール製みたいです。

  ガスポートは一応動かすことが出来ますが、かなり渋め。トイガンとしては
 もちろんただの雰囲気となります。SCARのガスポートと形が似ているあた
 り、実銃がFNH製なんだなあと感じさせてくれます。

  写真左:F2000独特なハイダー。
  写真右:ガスポート・スリングスイベル・ポートカバー等が集まる前部。

  右側先端にはポートカバーがあります。少し前にずらしてロックを解除した
 ら開けることができます。さすがにエジェクションチューブの穴までは再現さ
 れていませんでした。
  実銃では両利きに対応するため、発射後の薬莢を前部のポートまで移動して
 から排莢します。ですからエジェクションチューブという面白い名前の部分が
 あるわけですね。とは言うものの、どういう機構や力が空薬莢を前へ運ぶのか
 管理猫にはさっぱりわかりません。

  本体先端上部にはスリングスイベルがあります。樹脂製ですが、3.6kg
 の重さを支えられるでしょうか。ちょっと心配。
  本体後部の両側面にあるスリットが後ろ側のスリングポイント。メカボック
 ス、それもモーター部分が見えているので土や水分が入り込むのが心配です。
 そのうちテープなりスポンジなりで目張りしたいと思います。

  写真左:ポートカバーを開けた様子。実銃の薬莢が飛び出してくる穴はありません。
  写真右:本体後部右側のスリングポイント。中にメカボックスが見えます。

  本体上部にはG2010 Hunterの特徴であるスコープが装備されて
 います。1.5倍の簡易スコープですが、視野は意外と明るく、上下左右調整
 もできます。ちなみに実物のスコープは1.6倍だそうです。

  何を隠そうこのスコープ、取り外し可能です。スコープカバー前部のボタン
 を押して引き上げればカバーが外れます。スコープは20mmレールに搭載さ
 れているので、他のレール対応光学機器のように外せば完了。

  写真左:1.5倍スコープを覗いた様子。なかなか良いです。
  写真右:取り外したスコープ部品。2種類の六角レンチを使用するので、
      外すのに時間がかかります。

  ただレールはプラスチック製で、一枚板のようなパーツになっています。そ
 のためレール真ん中辺りをつまんで上下させると、たわむことを実感できます。
 あまり重い光学機器は乗せない方がいいでしょう。
  またレール位置が低めなため、ハイマウントで搭載する必要があります。こ
 のレールに乗せられるオプションはかなり少ないと思いました。せっかくスコ
 ープが外せるだけに残念。

  それからスコープカバーには簡易固定サイトもあります。とってもやっつけ
 感のあるサイトですが、思わぬところで助けられるかもしれません。ところで
 このカバー、レンズを守るものが何もないです。管理猫は保管時の応急処置と
 して、前後ともマスキングテープで覆って埃等の侵入を防いでいます。

  写真左:プラスチック製のレール。長さはそれなりにありますが、
      タンデム搭載するには耐久性が足りないと思います。
  写真右:カバー上部の簡易サイト。オープンサイト型ですね。

  本体左側には大柄なコッキングレバーがあります。これもトイガンでは飾り
 ですが、きちんと動いてくれます。引いたからって、ポート等が連動するわけ
 じゃないのが残念なところ。

  本体前部下部には通常ハンドガードが装着されています。実銃ではライトや
 レーザーやグレネードランチャー等、様々なモジュールが用意されています。
 G&Gはこれらは再現してくれるのでしょうか。

  ハンドガードすぐ後ろにはP90そっくりのセレクターがあります。表記も
 全く一緒。FNH製品に慣れた人だと扱いやすいですね(カスタムM4じゃあ
 るまいし、なんて言わずにw)。
  ただ作動が渋いです。つまり固い。人差し指1本では辛いです。管理猫はハ
 ンドガードを握る方の手でつまんで回しています。動かしているうちにカチカ
 チとスピーディーになってくれることを期待したいです。

  写真左:とりあえず動くコッキングレバー。後ろに引いて固定することもできます。
  写真右:セレクターを右上から見た様子。

  サムホールすぐ上には銀色のレシーバーロックがあります。これを本体右側
 から押せば、アッパーレシーバーとロアレシーバーをすぐさま分割することが
 できます。ちなみにマガジンが付いたまま分割しても問題なし。
  バレル・チャンバー等の内部部品にすぐアクセスできるのが強みですね。実
 銃通りなんでしょうけど、G2010はほとんど樹脂製のボディなので分解・
 組立しているうちにガタガタになってこないか少し不安です。樹脂も樹脂で色
 々ありそうですし。

  写真左:スリットの入ったボタンがロック。後ろの板はよくわかりません。
  写真右:簡易分解。バレルはハイダーの手前くらいまでの長さですね。
      実はハンドガード部も下に引き抜けば取れます。

  スコープすぐ後ろの丸い覆いは上に跳ね上げることができます。その中にH
 OP UP調整装置があります。M4と同じタイプです。しかしこの調整装置
 も固い固い。広めの空間ですが、指1本で動かさざるをえないので、うんしょ
 よいしょと言いながら回しています。

  写真左:スコープとカバー周り。
  写真右:HOP調整装置。ストライクチャンバー等のカスタムパーツも使えそう。

  サムホール下の四角い突き出しがマグキャッチです。マガジンを掴むような
 手の形にして、人差し指の側面でキャッチを押すようにすると、マガジンチェ
 ンジを楽に行えます。これは幸い固くありませんでした。
  マガジンを選ぶ、との情報があったので手近にあったクラシック・アーミー
 製の300連射マガジンを抜き差し・発砲して見ましたが、問題なかったです。
 ノーマルマガジンは上部の突起のせいで取付け不能です。

  写真左:マガジンすぐ右側の突起がマグキャッチになります。
  写真右:G&Gの450連マガジン(左)とCAの300連マガジン(右)。

  本体左側面後部にはG&Gらしいcal.6mmBBの刻印。こういった表
 示はトイガンメーカーを自負しているように見えて、管理猫は嫌いではないで
 す。けれどマガジンは何故だか実銃通りの5.56mm表記。

  最後部のバットプレートは大きなラバー製。後ろへ引き抜くと、スプリング
 アジャスターやバッテリー収納場所が現れます。バッテリーはすこぶる入れや
 すいですが、繋いだ配線の処理がやや面倒です。嫌になるほどではありません。

  写真左:G&G独自表記のモデル名や口径。本体左側にでかでかとあります。
  写真右:450連射マガジンの刻印。ここは実銃と同じ。

  それでは操作感・性能についてです。まがりなりにも3.6kgの重量があ
 るので、片手で持ち上げるとずっしりきます。全体的に丸みを帯びたデザイン
 のため、ちょっと銃を持ち上げる・引き寄せるという場合に掴み所があまりあ
 りません。まあ、グリップ握れば万事解決です。

  構えてみると、ブルパップ型らしくリアヘビーです。しかし東京マルイのス
 タイアーAUGやP90に比べると遥かに前後重量バランスは良好です。スト
 ック上部がわずかに突き出ているため、肩に乗せるような構えをすると楽にな
 ります。

  構えると自然にスコープ内のレティクルが視界に入ってきます。きちんとア
 イリリーフを合わせるには、もう少し頬をストックに押し付けなければいけま
 せんが、直径20mmの接眼レンズにしては見やすいです。AUG使いやM4
 使いの人も異口同音の感想だったので、管理猫の体格がたまたま合っていると
 いうわけではなさそうです。人間工学の賜物?

  ただこの折角のスコープ、東京マルイのフルフェイスゴーグルを着用してい
 ると覗けませんでした。実際のゲームではスコープカバー上部の簡易サイトで
 狙っています。

  写真左:バットプレートを外したところ。スプリングアジャスターはマイナ
      スで押さえを緩めた後、六角でスプリングを抑えているパーツを動
      かして調整する方法となります。
      管理猫の個体は最初から一番奥の最高初速状態にしてありました。
      日本に輸入されているG2010は全機この状態で、初速が規制値
      内になるようデチューンされているようです。
  写真右:箱出し状態での計測。バッテリーはイーグルのニッケル水素。なん
      か一昔前の東京マルイ電動ガンみたいですね。

  射撃してみると、自分の肩や頬からメカボックスの音が鳴り響いてきます。
 しかし相手からしてみるとすごく静かな点は他のブルパップ型電動同様ですね。
 性能良いサイレンサーを取り付けて発砲音も減らせば、サバイバルゲームでは
 大きなアドバンテージとなるでしょう。

  HOPは突然効き始めます。0.2gの弾だとノンホップ状態からわずかに
 動かしてやるだけでいいです。海外初速・弾の重量に合わせたチャンバーパッ
 キンでしょうから、ここは東京マルイ製等の日本製パッキンに交換してやると
 良さそうです。

  430mmのバレルだけあって、初速80m/s少しでも弾の伸び・集まり
 はよかったです。海外製によくある、「部品交換・調整しなきゃな・・・」と
 いった考えは浮かびませんでした。
  けれどバレルを掃除してみると、けっこう黒い汚れがついたり。あと初速を
 規制値に抑えるためか、加速シリンダーの穴位置が真ん中に明いた部品が使用
 されていました。後ろよりの物に交換したら初速が上がるでしょう。ふむ、さ
 すがにマルイ電動には一歩及ばず。

  大柄な銃ですが、全長はストックを伸ばさないカービンサイズかコマンドサ
 イズの銃です。愛用しているベータ・スペツナズのカスタムと並べても、G2
 010が少し短いほど。なのにバレルはベータが300mm(交換してます)、
 G2010が430mmです。
  ブルパップ型のトイガンでは毎回やってる気がするコーナーですが(笑)、
 やっぱりお得感がありますね。ゲーム中でもさっと伏せたときに、銃口が地面
 にめりこむようなアクシデントもありませんでした。

  写真左:カスタムベータとの比較。
      G2010はベータの1.5倍のバレルを搭載して、この全長。
  写真右:リューポルド風スコープを搭載してみました。
      この状態で走り回るゲームに使用するのは気が引けます。
      レール部が金属製だったらなあ。

  リアヘビー感の少ないブルパップライフルが欲しい、海外製の電動ガンにチ
 ャレンジしてみたい、実銃企業のFNH社大好き、という方へ。海外にしては
 安心性能・取回し良好なG2010シリーズをチョイスしてみてはいかがでし
 ょうか。


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