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FN Herstal Mk17 Mod 0
SCAR HEAVY

 種類   :バトルライフル
 駆動方式 :電動 ミニバッテリーを使用
 メーカー :CLASSIC ARMY(CA)
 装弾数  :6mmBB弾・150/470発
       最初は470連がついています
 全長   :550/752/790mm(ストック折畳/展開/伸長)
 重量   :3500g
 価格   :¥66,990(税込)
 HOP UP  :可変式

  クラシックアーミー(以後、CA)より出ているSCAR HEAVYです。SCARとは
 Special force Combat Assault Rifleの頭文字です。実銃はベルギーのファブ
 リック・ナショナル・ハースタル(FNH)社製で米軍次世代小銃のトライア
 ルに参加しているそうです。

  今回は実銃の話もちょっとしたいと思います。このSCARには使用弾薬によっ
 てLIGHTとHEAVYの2種類に大別されます。5.56mm弾を使うのがLIGHT、7.62mm
 弾を使うのがHEAVYとなります。Lは従来のM16系マガジンを使用しますが、
 Hは新しいマガジンみたいです。
  そして各部形状によってこのSCARはGen.T〜Vに別れます。実銃では更
 に先のモデルが出ているかもしれません。さて、今回管理猫が購入したCA製
 SCAR-Hはハイダー付近がGen.Tでグリップやストック形状はGen.Vに
 あたるようです。
  実銃がまだテスト採用の段階のため、トイガンメーカーもどこをどうモデル
 アップするか悩みどころのようです。ちなみにVFC製だとGen.V、ST
 AR製だとGen.Uでモデルアップされています。

  このSCARは海外トイガンメーカーがこぞってモデルアップしており、全社・
 全バリエーション揃えると10機種以上になります。

  CA製SCAR-Hでは本体の他に、延長アウターバレル(14mm逆ネジ)・対
 応インナーバレル(450mm)もついてきます。コンバージョンキット(要
 ver.2メカボックス)とコンプリートキット(メカボ入り)があるので注意し
 てください。

  写真左:付属アウターバレルをつけたSCAR-Hと450mmバレル。
  写真右:本体左側マガジンキャッチ付近。
      縦形のボタンはボルトリリースですが、CAではダミーです。


  それでは外観から見て行きましょう。ハイダー・サイト・アッパーフレーム
 は金属製、ロアフレーム・グリップ・ストックは樹脂製となっています。これ
 は実銃と同じなので嬉しいところですね。

  先端のハイダー。ナイツ系バードケージタイプがついています。イモネジを
 外せば取り外すことができます。トイガンではスタンダードな14mm逆ネジ
 で付いているので、各種アクセサリーに取り替えるのも容易です。
  このハイダーでアウターバレルの短さを見ると、ここだけGen.Tみたい
 です。グリップやストックはGen.Vなので混在していることになります。
 ちなみにVのハイダー形状は、後発のVFCやSTARが再現しています。ま
 あ、その2社間でもハイダーの長さが違っているのですが。

  フロント&リアサイトは共にフリップアップします。リアはそのまま倒した
 り立てればいいですが、フロントは小さなボタンを押しながら操作します。フ
 ロントは上下、リアは上下左右の調整が可能です。
  覗いた感じはピープサイトになっています。リアはレール搭載型なので、好
 きな場所に取り付けることができます。サイトは動かせば動かすほど基部の塗
 装が剥げてしまいます。


  ちなみにフロントサイトすぐ下のガスレギュレーターは動かすことができま
 す。射撃に関しては何の影響もありませんが、こういうギミックは嬉しいです
 よね。

  ハンドガードはレールの塊です。4面レール初期装備です。上下レールは成
 形がしっかりしていてエッジが立っているため、素手でハンドガードを思いっ
 きり握ると痛いです。・・初めてレールカバーが欲しいなと思いました。
  左右のレールはそうでもないです。へこみっぽい物すらちょっと見かけます。
 色も微妙に違いますが特に気にはなりませんでした。なお、上のレールのみレ
 ール番号がプリントされています。

  写真左:ハンドガード、左側から。
  写真右:ハンドガード、上側から。
      長大なレールは各種光学機器のタンデムマウントも容易にできます。

  スリングスイベルが各サイト付近とストック上部に設けられています。左右
 どちらにも対応しているので、左利きの人にも優しい設計になっています。

  コッキングレバーとエジェクションポートはもちろん連動。そしてトイガン
 にはお約束のHOP-UP調整装置も出てきます。ドラム式になっていて下に回すほ
 どホップが強くなります。
  コッキングレバーも左右組み替えることができます。

  マガジンはCAの場合、SR25用マガジンと共用になっています。やっぱ
 り7.62mm用は大きいですね。つける時は叩き込むだけでセットできます。
 そしてマガジンキャッチも左右どちらからでも操作できます。
  なお、マガジンリップが途中で引っかかることがあり、多弾倉マガジンのゼ
 ンマイを巻いていると、突然1〜2発飛び出してくることがあります。リップ
 を押し戻してから給弾作業をすると安全でしょう。

  写真左:CA製SR25用と同社M16用マガジン。7.62mm用はやっぱり大きいですね。
  写真右:SR25用多弾倉マガジンは、BB弾流し込み口が大きいので給弾しやすいです。

  セレクターはシンプル設計。その分取り扱いも、現在セット位置も間違える
 ことはなさそうです。これも左右に対応していますが、左側のセレクターは反
 応がいまひとつです。たまにぐにゃぐにゃって感じになります。右側のセレク
 ターはなんら問題ありません。

  本体左側に刻印があります。パテント使用許可を取っていないCAではFN
 が抜けて、HERSTAL BELGIUMとなっています。またEX17 
 MOD0というところがありますが、MK17 MOD0だったような気が。
  まあSCAR−Lの時のようにHERSTAL BELGIUM がCLASSIC ARMYになってい
 るよりは遥かにマシかな。VFC製はきちんと本来の刻印になっています。
  一番下はシリアルナンバーです。箱絵では0000008となっています。管理猫
 の個体は0000072。数字がそのまま製造数だとしたら、まだ100挺にも満た
 ないうちの最初期ロットを手に入れたようです。

  写真左:本体右側セレクター付近。セレクターは「A・1・S」で区別され、
      ホワイトなどは入っていません。
      トリガーすぐ上の丸いボタンはマガジンキャッチです。
  写真右:刻印部のアップ。「B0897」についてはよくわかりません。

  蛇足。管理猫はHERSTALを「ハースタル」と発音していますが、どう
 もベルギーとしては「エルスタル」と発音するようです。フランス語みたいに
 Hは発音しないみたいですね。・・・SCAR−Hと略した時ってベルギーの
 人はどう発音するんだろう?

  グリップはよく見慣れたM16系です。個人的にはマルイのグリップよりも
 質感良く見えます。マルイM4グリップと取り替えてみたところ、少し隙間は
 ありましたが付けることができました。
  恐らく各社カスタムグリップも装備可能でしょう。管理猫はM16系の面影
 をなくすために現在グリップ品定め中です(笑)。M16に対応したFNグリ
 ップって何気にないんですね。

  最後はストック。伸びます。上がります。畳めます。バットプレートは硬質
 ラバー製になっています。

 伸びる:ストック最後部の四角いボタンを押して、3段階の伸縮ができます。
     バッテリーの入れ方によっては配線が引っかかって短くできない場合
     もあるので注意しましょう。
     ちなみに実銃は6段階伸縮でき、CAでは3〜6段階目の長さを再現
     しているようです。それを知った時はさすがに残念でした・・。VF
     CやSTARはきちんと6段階動くようです。VFCやSTARのほ
     うがストックを小さく格納できるわけですね。

 上がる:ストック付け根の四角いボタンを押しながら、チークピースを上げる
     ことができます。上げる・上げないの2段階です。・・VFC製は3
     段階あります。実銃もそうなのでしょう。ここも残念。

 畳める:ストック付け根の半月状のボタンを押すと、ストックを右側へ畳めま
     す。畳むとバッテリーへ繋がる配線が見えますが、管理猫は別に気に
     なりませんでした。
     ボタンは金属製ですが、受け側は樹脂製です。取り扱いには少し注意
     しておいた方がいいかもしれません。

  写真左上:チークピース格納・ストック最短状態
  写真右上:チークピース展開・ストック最長状態
  写真左下:ストック折畳状態
  写真右下:おまけでグリップ底を。
       モーター位置調節用のネジがマルイと違って大きいネジになっています。


  というわけでストックについては少し残念でした。VFCはストック基部に
 接点を内臓していたりするので、配線はCAのほうが自分で直したり、いじっ
 たりこともできるので好きなんですが・・。


  では使い勝手や性能についてです。
  まず、確かにフレームが大きめの銃ですが・・・重い。ずっしりきます。さ
 すが3500g。しかし実銃の重量もほぼ3500g。そう思うとなんだか元
 気になれます。立派なトイガン病ですね(笑)。

  重い分、剛性もハンパじゃありません。ギシっていいません。グリップとハ
 ンドガードを握ってねじっても剛性的な不安を感じません。銃を振っても可動
 するコッキングレバーがカタカタ鳴るだけです。
  ただ、ストック付け根の樹脂部分だけは怖いです。UMPなども樹脂ですが、
 いかんせん重さが1kg近く違うとさすがに気が引けます。ストックだけを持
 って持ち上げる、ということはあまりやりたくないです。

  バッテリーの出し入れは、ストックを折りたたんだ所に見える六角ネジを外
 して、ストックを抜いてから行います。配線を上の方に集めてストックを取り
 付けないと、先述の通り配線が干渉してしまいます。
  六角レンチがないと出し入れができないので、ここはちょっと面倒ですね。

  写真左:ストック基部の様子、赤丸内の六角ネジを取るとストックが抜けます。
  写真右:ストックを戻して、バットプレート部を引き抜いた様子。
      チークピースの直下に格納される感じです。
      ヒューズもそこに折りたたまれて入れてありました。

  レール部のエッジがあるので、サバイバルゲームをする時はまだ手袋をして
 持つからいいですが、やっぱりせめて下だけでもレールカバーを付けるか、フ
 ォアグリップが欲しいところです。
  とりあえずマルイのグリップを付けてみました。ゆくゆくはグリップポッド
 (グリッポと略される、バーティカル・フォアグリップとバイポッドが融合し
 た物)か、もっとタクティカルな形をした物を付けたいですね。

  箱出し状態で簡易弾速計にて威力測定をしてみました。結果は4枚。ギリギ
 リレベルです。インナーバレルを伸ばしたりするなら、スプリングを弱いもの
 に換えてからの方がよさそうです。

  おかげで弾はなかなかよく飛びます。しかし集まりはいまひとつ。ホップの
 調整もシビアです。水平飛行距離が一番長くなると、弾がサイト右寄りに集ま
 ります。たまに強くかかって上昇したりするものも。マルイのようにしばらく
 撃ちこめば安定するかもしれません。
  バレル内径が6.08mmのようなので集弾性を上げるなら、もう少しタイ
 トなバレルを使うかチャンバーを点検・改修したら良さそうです。また、0.
 20gより0.25gの弾が使用に適するでしょう。実際0.20gだと、パ
 ワーを受け止めきれずに急速に減速する様を見ることができます。

  構えてみたところ、このSCAR−H、わざわざストックを伸ばさずともそ
 のまま使えます。そもそも、ストックを折りたたまずに一番短い状態で実銃の
 3段階目の長さなんですから当たり前ですけども。

  写真左:サイトを倒して、マルイグリップをつけた状態。
      やっぱりグリッポやTDタイプを付けたほうが似合いそうですね。
  写真右:フリップサイトの様子。要はピープホールタイプです。

  左右対応のマガジンキャッチは本当に便利です。狙いながらマグチェンジが
 できます。今までAKを使って来た管理猫にとっては革命です。
  取り付けたマガジンはけっこうガタつくので給弾不良が心配でしたが、いざ
 撃ってみると問題なく給弾しました。ガタつくわりには、マガジンキャッチを
 押してもポロッと落ちてきません。自分で引き抜く必要があります。


  というわけでクラシックアーミー製、SCAR HEAVYでした。管理猫はメカボ入
 りのコンプリートセットを42,000円で手に入れましたが、5〜6万円台で購入
 するなら、もう少し頑張ってもっとリアルかつギミックも多いVFC製や更に
 頑張ってEGLM(グレネード)付きのSTAR製を買った方が満足度が高い
 と思います。

  巷でクラシックアーミーのSCARは(外見が)中途半端、と言われる理由
 がわかったような気がします。決して品質・性能の悪い銃ではないんですが…。
 どうせ外見を中途半端にするならグリップをGen.TのFNタイプにして、
 その他をGen.U〜Vにして欲しかったかな。

  ゲームで思い切り使えるSCAR−Hが欲しい、という方は数あるSCAR
 モデルの中から選んでみてもいいかもしれません。



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