突撃銃へもどる サバゲーのトップへ

(最下段にも「戻る」があります)

H&K HK416 10.4inch   


 種類   :アサルトカービン
 駆動方式 :電動 セパレートバッテリー
       (ヌンチャク型)を使用
 メーカー :CA(クラシックアーミー)
 装弾数  :6mmBB弾・300発
       マルイM4用共用可能
 全長   :700mm/781mm(ストック伸長)
 重量   :2360g
 価格   :¥29,190(税込)
 HOP UP  :可変式

  クラシックアーミー(以後CA)のスポートラインシリーズからCA416シ
 ョートバージョン(以後CA416S)です。実銃としてはH&K HK416
 10.4inch(※)モデルとなります。HK416はM4をH&K社がアレ
 ンジした銃で、外装だけでなく発射機構も変更されて性能が高められているそ
 うです。

 ※日本のサイトでは10inchや10.5inchと紹介されているみたい
  ですが、H&K社のカタログを見たモデル名なので間違いはないはずです。

  通常のスポートラインCA416はアウターとインナーバレルが実銃で言う
 ところの14.5inchモデルのサイズになっているだけと思われます。

  このトイガンは職場の先輩提供です。ありがとうございます!

  CAが展開するスポートラインシリーズは安価に設定された電動ガンの普及
 モデル郡です。一昔前のマルイ品質に近く、日本で店売品を購入しても十分に
 安いのが魅力的です。どんなところでコスト削減されているのかCA416S
 を例に見ていってみましょう。

  遠目からではどうということはないですが、手に持つ距離だとさすがにプラ
 スチックバリバリです。構成品オールプラなんじゃないかと思うくらいです。
 そこで容易に分解できるところまでバラして、外装部品の金属・プラの選別を
 行ってみました。

 ・金属部分
  ハイダー
  サイト
  アウターバレル
  アッパーフレームのレール部分
  セレクター
  マグキャッチ
  コッキングハンドル
  ポートカバー
  ストックパイプ

 ・プラスチック部分
  レールハンドガード
  フレーム上下
  グリップ
  クレーンストック

  というわけで、意外と基幹部分はしっかりメタル。スポートライン、安いだ
 けではないかもしれませんね。先輩によると、付属品は300連射マグ1本、
 クリーニングロッド、説明書だけとのことです。説明書は薄くてペラペラ。ど
 うせ常に読むものでもありませんし、コストダウンするにはもってこいなので
 しょう。

  写真のようにピン1本とネジ1本でかなり分解できます。ピンを抜くにはピ
 ンポンチとプラハンが要りますが、整備性は良好といえるでしょう。

  写真左:マルイM4と違って、すぐさまフレームを上下分割できるのが素敵です。
  写真右:同社製SCAR HEAVYと2ショット。高精細な写真ではありませんが、
      そんなに安っぽくは見えないかも。

  それでは前から。ハイダーはM4と同じバードケージタイプ。下にスリット
 がない物です。下部のイモネジを取れば、あとは回して外せます。14mm逆
 ネジではまっているので、各種マズルアクセサリに対応しています。
  ちなみにインナーバレルが見えるのですが、なんと青色です。何か特殊な表
 面処理でもされているのでしょうか。

  写真左:ハイダーと畳んだフロントサイト。畳む場合はマズルアクセサリが
      制限されます(後述)。
  写真右:シリンダーが青かったけれど、バレルも青いとは驚き。

  フロントサイトはアウターバレルに固定されたフリップアップタイプ。やや
 固いですが、展開・収納には困りません。畳むとハイダーに被さる形になるの
 で、初期装備のハイダーより少しでも径が太いアクセサリを装着していると、
 きちんと畳むことができません。
  リアサイトはレールに装着するタイプ。回すことでオープンサイトと距離に
 応じたピンホールサイトになります。この辺H&K銃ですね。ただ4番の穴位
 置が低すぎて、サイトの別部品が照準内に映りこむので狙いづらいです。

  写真左:リアサイト右斜め後ろから。照準番号は印刷。
  写真右:2番に回しての照準。2〜4番とも穴はかなり小さめです。

  長いレールハンドガードはオールプラ。もちろんレール幅は20mmです。
 レール番号等はプリントされていません。多少へこみもみられますが、気にな
 るほどではなかったです。付け根の大きなネジを外せば前へ引き抜くことがで
 きます。単体だととても軽いです。さすがプラ。
  金属製のレールオプションをきつく付けたり、ぶつけたりするとどんどん痛
 んでいくことでしょう。個人的には、せっかくのレールハンドガードですが、
 光学機器のタンデムマウントやCAW製のミニランチャー等といった重量物の
 搭載はやらない方がいいと思います。

  写真左:SCARロングハイダー、フォアグリップ、レールカバー、レプリカ
      コンプM2を搭載してみました。ハイダーが長いと格好良いかも。
  写真右:ストックを伸ばしきった様子。

  フレーム上下もプラです。上部フレームのレール部分だけ金属の別部品にな
 っています。各所の文字やセレクターのイラストは全て印刷になっています。
 サバイバルゲームをしていると擦れて欠けてしまいそうです。ただ、印字され
 ているモデル名はちゃんと「HK416」となっています。CAの場合、パテ
 ントを取れていない銃のモデル名はまずCA○○となっているので(CA249
 やCA33等)、珍しいですね。

  グリップはHK416らしくタンゴダウンスタイル。ただとても安っぽいで
 す。シボ加工は一応あります。トリガーガードとの間に隙間があるのが残念。
 怪我はしないと思いますが、念のため指を引っ掛けないように注意しましょう。
  ちなみに実銃のHK416ではHK独自のエルゴノミクスデザイングリップ
 を搭載している写真もありますが、管理猫はCA416のようなタンゴダウン
 タイプが好みですね。
  なお、トリガーガードは本体右側からマガジンハウジングに近い方のピンを
 押し込めば外すことができます。

  写真左:安っぽいと感じてしまう最大要因の印刷文字。これが彫刻の墨入れ
      文字やレーザープリントだったら、安っぽさはなかったかもしれま
      せん。
  写真右:マガジン側のピンはバネ仕掛けで引っ込むようになっています。

  セレクターやコッキングハンドル、マグキャッチはいつもの操作感です。コ
 ッキングハンドルを引くと、連動してポートカバーが開きます。ボルトが銀色
 で格好いいですよ。引ききるとHOP UP調整装置が出てくるのもいつも通
 り。M4系の見慣れたタイプです。
  セレクターを回しても、逆側のインジケーターが動かない所もいつも通り。
 フォワードアシストノブもとりあえずは押せます。

  ストックはバッテリーインタイプのクレーンストックです。4段階伸ばすこ
 とができます。バッテリーが通る穴のキャップが固くて外しにくいですが、沈
 み込ませながら捻ると取り外しやすいです。
  クレーン形状の都合上、ヌンチャク型のバッテリーしか入りません。M4ヘ
 ビーユーザーの方々ならともかく、ほとんどの人は新規にバッテリーを購入し
 なければならないでしょう。
  バットプレートは下部のストッパーを挟むと外れます。ここからバッテリー
 と本体のコネクタを繋ぐ作業もできますが、狭くてやりにくいです。

  写真左:いつものホップ。チャンバーはプラ製のようです。
  写真右:バットプレートを外した様子。

  それでは使い勝手について。
  構えてみると、後ろの方が重い珍しいM4、といった雰囲気。そしてなによ
 り軽い!フレームがプラな甲斐があるというものです。レールハンドガードも
 プラなので、ぎゅっと握りこんでも痛くありません。

  それなりの剛性はあるらしく、銃の各部を握って捻ってみたりしてもきしみ
 はしませんでした。とはいえ、このプラプラ構成でサバイバルゲームでの使用
 にどこまで耐えるかはわかりません。今回の提供銃はゲームに使用する方の物
 ではないので、試すわけにもいきませんし。

  スリングスイベルはありませんが、各所にフックリングやスリットがあるの
 で、各種スリングの装備に苦労することはないでしょう。といっても軽いので、
 スリングをそもそも使わないかも。

  トリガーが何故か重いです。他の銃と引き比べなくてもわかるほど。使って
 いるうちに馴染んできてスムースに動くようになるかもしれません。

  バレル長は280mmで、内径は6.08mmです。弾速計によると、初速
 は87〜89m/sあり、必要十分です。この頃は屋外フィールドでも初速9
 0m/s以下というレギュレーションを定めている所も多いので、カスタムは
 必要ないくらいですね。

  8.4V、1600mAhのセパレート型ニッケル水素バッテリー使用で、
 連射速度は毎秒16〜17発でした。マルイノーマル電動と比べると2〜3発
 多いですね。ていうかグリップを外すと何気にCA赤ラベルのハイトルクモー
 ターが入ってました。通常ラインのSCAR−Hは普通の青ラベルモーターだ
 ったのに。

  写真左:セミオート弾速、大体中間の数値ですね。
  写真右:フルオート弾速、箱出しにしては早い方です。

  HOP UPも問題なくかかります。極端に曲がる弾もなく、きちんと飛び
 ます。ゲーム使用には申し分ないですね。中華メーカーの中ではわりと信頼し
 ているCAなんですが、この性能には脱帽です。マルイ電動と遜色なさげです。

  初めてクレーンストックの銃を構えましたが、グッと頬付けしないとサイト
 を覗けないので、他の物に換えたいなと思いました。


  セパレートバッテリー仕様がネックですが、初めて電動ガンを手にする人や
 安価なセカンドガン候補を探している人には丁度良い1挺だと思います。実売
 は2万円程度で、先輩はバーゲンにて9800円で入手したとのことです。良
 い買物でしたね。
  バッテリーが本当に惜しいです。HK416スタイルの小型固定ストックを
 装備して、ミニSバッテリー仕様にしていたらベストだったのではないかなと
 個人的に感じました。バリエーションで出ないかな。CAは単品で416スト
 ックも出してますから是非お願いしたいです。

  初めて電動ガン買うんだけど安くて良いのはないか、安っぽいのはまあいい
 や、HK416ベースで手軽にカスタムガン作りたいんだ、という方々。この
 スポートラインCA416ショートバージョンはいかがでしょうか。

突撃銃へもどる サバゲーのトップへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送