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AK74MN

 種類   :アサルトライフル
 駆動方式 :電動 ミニバッテリーSを使用
 メーカー :東京マルイ
 装弾数  :6mmBB弾・74/480発
       最初は74連がついています
 全長   :700mm/943mm(ストック展開)
 重量   :3040g
 価格   :¥57,540(税込)
 HOP UP  :可変式


  電動ガンの転換点として、東京マルイが新たに送り出したシリーズ『次世代
 電動ガン』の第1弾AK74MNです。このページを作っている時点では第2
 弾AKS74U、第3弾SOPMOD M4が確認されています。
  実銃は7.62mm弾仕様のAK47から5.45mm弾仕様へ小口径化されたAK74
 の現行生産型でサイドマウントベースが追加されたタイプになるようです。

  従来の電動ガンと次世代電動ガンの違いは、何と言っても発射時にリコイル
(反動)とそれに連動したエジェクションポートの開閉があることです。
  カスタムパーツでは、メカボックス内のピストンとエジェクションポートを
 結合するなどして一足先に再現していたものもありますが、耐久性に難があっ
 たようです。またポートを押さえて作動させた場合、ピストンが割れたり怪我
 をする可能性もありました。
  その点マルイのシステムではポートを押さえていても、メカボックス内の部
 品に直接干渉しないよう設計されており、耐久性・安全性があるものになって
 いるようです。

  また、これは全ての次世代電動ガンに適応するかわかりませんが、今までの
 電動ガンが金属部分に亜鉛ダイキャストを使っていたことに対して、アルミダ
 イキャストが採用されています。おかげでAK74MNは大きさの割りに軽量
 な電動ガンになりました。


  それでは外観から見て行きましょう。ぱっと見は黒くなったAK47(笑)
 ですが、部分部分を見ていくと現代化されたAKだということがわかってきま
 す。

  まずはハイダー、AK74だとわかる一番のポイントですね。フロントサイ
 ト直下のピンを押し込めてハイダーを回すと取り外すことができます。このハ
 イダーは24mm径くらいの独自規格で正ネジではまっているので注意しまし
 ょう。
  取り外せば、14mm逆ネジ部分も現れるのでサイレンサーなどのアクセサ
 リの装着はできます。なお、ハイダーと取り付け部分はそれなりの空間がある
 ので、スポンジなどを詰めると簡易サイレンサーとして使えるかもしれません。

  写真左:ハイダーのアップ、小さな丸い穴と四角い大きな穴が特徴的です。
  写真右:取り外した様子、先っぽが14mm逆ネジ部分。

  アウターバレルの下にはダミークリーニングロッドが取り付けられています。
 回すとテンションがきつくなったり緩くなったりするので、外れて失くすのが
 心配な人は取り外しておいた方がいいかもしれません。

  74のハンドガードは持ちやすいよう左右にでっぱりが設けられ、放熱フィ
 ンが追加されています。実銃と同じようにアッパーハンドガードすぐ後ろのテ
 イクダウン・ラッチで取り外すことができます。
  こうして開けた空間にバッテリーが入るわけですが、配線の長さやバッテリ
 ー保持パーツの関係上、東京マルイ純正のミニSバッテリーしか入らないよう
 になっています。
  個人サイトやお店では社外品バッテリーが入る加工を紹介していますので、
 マルイ純正以外を使いたい人は探してみると良いでしょう。
  私の場合はバッテリー保持パーツを取り外し、ヒューズを接続している金具
 が不意に外れないようにビニールテープを巻いて、社外品バッテリーを取り付
 けられるようにしました。
  なお、この頃の社外品バッテリーはAK74MNに搭載することを見越して
 か、配線が少し長くなっている物もあります。

  写真左:バッテリースペースの様子、保持パーツが外れた管理猫バージョン。
      インテレクト1400やイーグル1600が問題なく入ります。
  写真右:ストックを折りたたんだAK74MN。

  なお、AKS74Uを購入した友人によると、無加工でもがんばれば社外品
 バッテリーが入るとのことです。

  バッテリーを取り付けて、アッパーハンドガードがうまくはまらなかったり、
 テイクダウン・ラッチが下げられないほど固い場合は、バッテリーそのものや
 配線がどこかに干渉している可能性があります。もう一度取り付けなおしてみ
 ましょう。

  サイトはAK47とさほど変わらないタンジェントサイトがついています。
 狙った感じもほとんど一緒。フロントサイトで上下左右、リアサイトで上下
 (距離?)の調整ができますが、特に調整する必要はないでしょう。

  写真左:AK47と変わらない、サイトの様子。
  写真右:リアサイトの数字はAK47の8までから、10に増えてます。

  マガジンはAK47とは共用できない74専用マガジンとなっています。ト
 イガンではAK47用の74風マガジンが売っているので、間違って買わない
 ように気をつけましょう。2008年の時点では純正品以外のマガジンはあり
 ません。
  幸いAK74MNでは最後の1発まで撃ち切れるようにするため、AK47
 用と違って上部が少し出っ張っていますので、外観上の相違からも仕様可否の
 判断ができます。

  取り付け取り外しは全く変更なく、マガジン後ろのマガジンキャッチを押し
 て行います。取り付けはカッチリしていて、本体にしっかり保持されています。

  多弾倉マガジンは480発とAK47用の600発からだいぶ弾数が減って
 います。確かに74のマガジンはスリムに見えますが、けっこう変わるものな
 んですね。代わりに弾の上がりは良好です。47用600発の様にゼンマイを
 途中で巻き足さなくても、全弾撃ち切れるみたいです。
  ちなみにAKS74Uが発売されてからは、ベークライト製を模した茶色タ
 イプも売っています。

  写真左:74ノーマルマガジン全景。オールプラなので安価です。
  写真右:撃ち切りマガジンの特徴、飛び出しフォロワー。

  そしていよいよ排莢部分、エジェクションポートです。普通の電動ガンでは
 HOP UP調整装置が入ってますだけで終わりますが、今回は次世代電動ガンの一
 大特徴の部分ですので詳しくご紹介。
  とりあえずAK74MNでもここにHOP UP調整装置が入ってます。コッキン
 グレバーを引けば普通に開きます。M4系と同じようなクリック型になってお
 り、AK47のレバー式調整が好きだった管理猫には少し残念な部分です。

  排莢口は手動でも射撃時でも半分程度しか開きません。自分が撃っている時
 はバシャシャシャンといった音ですが、他人が撃っている音を聞くと、カシャ
 シャシャンと軽い音になってしまうようです。
  けっこう勢い良く動きますが、よく見てると発射とタイミングが合ってない
 事もあります。コッキングレバーを押さえながら撃つと、ポートが動かずに普
 通に射撃しますが、レバーを離すとカシャンと1回動いて止まります。メカボ
 ックスの機構とエジェクションポートの間に弱いスプリングを挟むことによっ
 て万が一押さえた場合の破損を防いでいるみたいですね。
  そして作動中も微妙にスプリングが伸び縮みするせいで発射とタイミングが
 ずれる時もあるようです。
  また、ゲームで相当撃ち込んだ私の個体は、この頃セミオートではブローバ
 ックしないことが多くなってきました。中の何かが削れてしまったのかも。

  コッキングレバーはネジ1本でエジェクションポートに固定されています。
 もちろんネジ止め剤が流し込まれていますが、バリバリ撃っている内に緩んで
 きて・・・写真のように取れてしまいます。管理猫は試射の時に外れたので部
 品を回収できましたが、ゲーム中に取れたらまず見つからないでしょう。
  沢山のクレームが東京マルイに浴びせられたのか、次のAKS74Uでは改
 良されたらしく、取れたという話を聞かなくなりました。事実友人の74Uは
 まだレバーががたついていません。74MNを買おうと思っている人は注意し
 ておきましょう。まあ、第2〜3ロットあたりから既に改良済となっているか
 もしれませんが。

  写真左:ホップ方式が変わったAK74MN。そのままで良かったのに。
  写真右:取れてしまったコッキングレバー。溶接でもしてしまいましょうか。

  セレクターやトリガーも従来のAK通りの操作法です。一番上で安全、真ん
 中でフルオート、もっとも下でセミオートになります。
  グリップは少し小型になり、中のモーターはEG1000シリーズに変更さ
 れています。

  本体左側にあるレールらしきものがサイドマウントベースです。純正品の他
 に実銃用も付けることができるようですが、ベラルーシ製ドラグノフ用実物ス
 コープは本体に干渉して付けられませんでした。ドラグノフとAKは微妙にフ
 レームの形が違うのかもしれません。
  と言ってもレシーバーカバーとリアサイトを取り外せば、とりあえず使用可
 能です。
  サイドマウントベースにレールや対応した光学機器を載せると、ストックを
 折りたたむことができなくなります。実銃としてはそういったものを載せるな
 ら、ストックを使うはずだということでしょうか。

  写真左:サイドマウントベースのアップ。ただ被さっているレシーバーカバ
      ーのせいで、ここにマウント基部を設けるしかなかったのでしょう。
  写真右:友人から借りたドラグノフ用スコープを搭載してみたAK74MN。
      リアサイトも外せば無理のない取り付けとなるはずです。

  最後はストック。AK74MNのアナウンスが始まった頃は、ここにラージ
 バッテリーが搭載されるんだろうなと思っていましたが、残念ながらそうでは
 ありませんでした。
  実物を見てみるとわかりますが、元が細身なうえ、左右にへこみ・・特に左
 側にはサイドマウントベースを避けるための大きなくぼみがあるので、最初か
 らバッテリーを入れるような空間がなかったようです。
  本体左側のボタンを押すことで、ストックを畳むことができます。展開する
 時はバットプレートにあるボタンを押せば、本体とのロックが外れて伸ばすこ
 とができます。
  バットプレートのボタンを押すと同時にトラップドアも開閉するようになっ
 ていますが、単なるギミックですね。中の容量も小さいのでトイガンとしては
 何かを入れることはないでしょう。

  写真左:写真ほぼ真ん中のフレーム側の丸いボタンで、ストックのロックを解除します。
  写真右:バットプレートにこんな大きなボタンがあるわけですが、ストック
      を展開して構えている時は気になりません。


  それでは使い勝手について。AK47を使ったことがある人なら、何の違和
 感もなくAK74MNも扱えるでしょう。更に見た目に反して軽いので、サバ
 イバルゲームでも走ろうと思えば走れる銃です。
  ただし、AK47:870mm AK74MN:943mmと7cm近く伸
 びているので長いなと感じるかもしれません。ストックを畳むことで小型化は
 できますが、主に伸びている所が銃身部分なので感触はあまり変わらないかも。

  弾速は箱出し状態で92m/s前後と申し分ないです。ホップ調整も苦労は
 ほとんどなく、このへんいつものマルイ銃です。リコイル機能が付く分遅くな
 ると言われた連射速度も11.4発/秒とややくたびれたニッケル水素バッテ
 リーでこれですから、十分でしょう。
  マルイカタログでは秒間15発のフルオートと書かれていますが、通常型電
 動ガンでも大半は秒間12〜13発だそうですから、次世代電動ガンが特別遅
 いということはないようです。

  写真左:AK74MNを後ろよりから。
  写真右:いまさらセレクター付近の様子。
      グリップの上に東京マルイの刻印があります。

  リコイルは物凄く強い、ということはないですが、さすがにフルオートで撃
 つと着弾は散り気味になります。セミオートだと思ったより精密に狙えるので、
 セミオートで撃つ機会が増えました。


  発射時のリアリティ、高性能はもちろん引継ぎ、それでいて軽めの重量。コ
 ッキングレバーが外れたり、隠密派の人には論外の機構ですが、サバゲーの主
 力としては十二分に使えます。
  チーム内で陽動役のあなたに。AK47と74キット買ったら大して値段変
 わらんなあと気がついたあなたに。このAK74MNはいかがでしょうか。



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